東北大学工学部キャンパス
建築家:伊藤 邦明 / 伊藤邦明都市建築研究所
1963、4頃から青葉山の旧開拓地を使った工学部キャンパスの移転作業が始まったのであるが、老朽化と狭隘化が1992年赴任した当時の問題であった。恩師の筧先生および志賀先生の基本プランは、素直で40年に渡って工学部の教育、研究環境をよく支えて来たと思う。私の役割は、その理念を継承し、新しい時代に適合する施設を企画、設計する事であった。文部省文教施設部—東北大学施設部、各教授連との調整にテンテコ舞いしながら、工学部図書館増築棟、最新鋭のクリーンルーム、機械系研究棟及び工学部総合研究棟(写真及び諸元)の基本設計を担当した。程なく西澤総長より、隣接する旧ゴルフ場跡地を使った新キャンパスの計画委員に指名されたが、これは途中から大村虔一教授にお願いした。
所在地
仙台市青葉区荒巻字青葉6
構造
鉄骨造 地上12階・地下2階
敷地面積
450,000㎡
延べ面積
20,600㎡
設計・管理
伊藤邦明都市建築研究所 担当:桜井一弥、Marin Katov
施工
フジタ
基本構造設計
山口育雄
設備設計
綿貫俊男
電波障害調査計
澤谷邦男、陳強
実施設計
山下設計仙台支店
インフォメーション
〒 263-0042 千葉県千葉市稲毛区黒砂1-1-7 TEL: 043-247-8168